雲呑を背にして  

~ボードゲームを徒然に~

カードゲームの名作「ペンギンパーティ」の魅力にせまる(ボードゲーム紹介)

皆さんこんにちは、雲呑堂です。

今日はカードゲームの名作「ペンギンパーティ」について書きたいと思います。

 

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ルールがシンプルで分かり易く、また絵柄が可愛らしいので、ボードゲームを始めたばかりの方と遊ぶのに大変おススメのゲームとなっています。

 

「ペンギンパーティ」

bodoge.hoobby.net

 

 

作者:REINER KNIZIA

ゲームメカニクス:カード配置・ハンドマネージメント

プレイ人数:2~6人

プレイ時間:15分

 

こんな人におすすめ:ワイワイ心理戦をしたい人

 

 

①ルール

このゲームは、プレイヤー間で共通の「ペンギンピラミッド」を作りながら、

1枚でも多くの手札カードを出すことが目標です。

 

全36枚のペンギンカードを均等に配り終えたら、親プレイヤーから手番を開始します。

自分の手番では、手札の全5色のペンギンカードから1枚を選んで出します。

1段目には8枚、2段目には7枚・・・という風にピラミッドを作っていきますが、

上の段に置くことができるのは、下の2色のうち、どちらかの色のカードのみ。

 

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まずは1段目を作る

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2段目以降は、どんどん上に重ねて良い

ピラミッドという関係上、2段目以降は出せるカードがだんだん減ってくるので、

「誰がどの色のカードを生き残らせたいのか」を探り合うこととなります。

 

(例として、上写真の右上のイエローオレンジは他に出せる場所がなく、

しかも隣り合ってしまっているため、どちらか片方しか出すことが出来ません。)

 

プレイヤーごとに1枚ずつカードを置いて行き、ピラミッドのどこにも

カードが出せなくなったら、そのプレイヤーはゲームから脱落です。

 

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残り2枚のオレンジの出し場が青色に奪われ、どこにも出すことができない例。

 

脱落したプレイヤーは、出せなくなった手札の枚数×1点の「シャチチップ」を受け取ります。最後の一人が脱落するか、もしくは手札を出し切れば、1ゲームが終了です。

 

なお、このチップは2ゲーム目以降、手札を全て出し切れたプレイヤーのみ、

「ごほうび」として2点分返却することができます。

 

ゲーム終了後、親プレイヤーを交代し、参加者と同じ人数分だけゲームを行います。

最終的に持っているチップがより少ないプレイヤーの勝利です。

 

 

コンポーネント

文庫本より少し小さいくらいの、持ち運びやすいサイズの箱に入っています。

(縦15cm×横9cm程度) 中身は以下の通り。

 

 ・カード(全5色。緑色だけ8枚、他は7枚)

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 それぞれ色ごとにモチーフになったペンギンの種類が異なるほか、持っているグラス(お酒?)も異なっています。また同じ色のカードでも少しづつ絵柄が違っています。

     個人的にはワイングラス持っててエラそうな、紫色コウテイペンギンが好きです。

 

・シャチチップ(赤5点、黄色1点)

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ペンギンの敵と言えばシャチ

出せなかったカードの枚数分受け取る、マイナス点のチップです。

最大の6人プレイでも十分すぎるほど入っています。

 

 

・ルールブック

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日本語版には裏表のルールブックがついてきます。

 

③プレイした感想、面白い点など

 

プレイ感としては、トランプで行う「七並べ」に近いものがあります。

一つのボードに、一枚ずつカードを置いていくという点で共通するからでしょうか。

 

ただ、「ペンギンパーティ」は5色の対抗戦で、しかもピラミッドという形で出していくので、なんとなーく、他プレイヤーが置きたい色や、やりたい事がわかってきます。

 

明らかに1つの色を消そうとしてくるプレイヤー、他プレイヤーの思惑を読んで抜け目なくカードを出していくプレイヤーなど、色んなプレイスタイルがあって面白いです。

 

中には、自分もその色のカードを持っているのにも関わらず、他プレイヤーにチップをたくさん取らせるべく、自ら色を消して自爆するプレイヤーも!

 

ルールは簡単ですが、常に「だれが何のカードを置きたいのか?」「どこの色を消されたら困るのか?」という点を考えながら自分の手番を待つことになるので、それなりに頭を使い、また他プレイヤーの置いたカードに一喜一憂しながらワイワイ楽しめます。

 

④まとめ

 

ルールはシンプルながらきちんと心理戦が盛り込まれており、人とプレイすると

ちゃんと盛り上がる、とても良いゲームだと思います。

 

個人的には、「ハゲタカのえじき」や「ごきぶりポーカー」と並んで、ボードゲームを始めたての方にぜひお勧めしたいゲーム。ボードゲームの面白さが伝わりやすいです。

 

ボードゲームを始めたての方も、ある程度慣れていて友人をボードゲーム沼に引き入れたい!という方も、1つ持っておいてソンはないゲームかと思いますので、手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

長くなったので今日はこんなところで。

それでは、雲吞堂でした。