雲呑を背にして  

~ボードゲームを徒然に~

”囚人のジレンマ”×"落ち物パズル"!? ゲームマーケット2020秋新作「COLORSE ノロイをつかまえろ!」のルールをご紹介!

こんにちは、雲呑堂です。

 

先日ツイッターでも告知させていただいた通り、ゲームマーケット2020年秋にて新作ゲーム「COLORSE ノロイをつかまえろ!」を出展予定です。

 

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ゲームマーケット自体は2020年11月14日(土)15日(日)の開催ですが、

雲呑堂は14日(土)オ-16にて出展します。

 

開催まで2週間も切ったところですので、今日はこの新作ゲーム「COLORSE」のルールをご紹介したいと思います。興味を持った方はぜひブースまで足をお運びください!

 

ゲームマーケット様公式の雲呑堂のページはこちら↓

gamemarket.jp

 

入場チケットの購入方法などはこちらの公式ページから↓

gamemarket.jp

 

プレイ人数:3~4人

プレイ時間:15分程度

対象年齢:9歳~

制作:雲呑堂

 

① ゲームの目的

 

あなたはノロイハンター。巷に蔓延るノロイの捕獲があなたの任務です。ノロイの捕獲は他ハンターとの競争です。他のハンターを出し抜いて、たくさんのノロイを集めましょう。最高のハンターを目指すのです。

しかし、気を付けなくてはいけません。同じノロイが集まると・・・

 (COLORSE 公式説明書より)

 

このゲームの目的は、されるノロイのカードを、他プレイヤーよりも早く6つ集めることです。獲得したノロイカードは自分のボックスに収納しますが、同色のノロイ同士が隣接すると爆発を起こし、消えてしまいます!

 

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プレイヤーは爆発が起きないよう気を配りつつ、親と子に分かれての心理戦に打ち勝ちながらカードを獲得し、上手にノロイを配置していくことを目指します。

 

②ゲームの用語

 

ボックス:獲得したカードを設置するためのスペースです。カードは横に3枚、縦に2枚設置します。設置の際はボックスの空きスペースのうち、一番下の段の左端に設置していきます。

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ボックスにカードが5枚ある状態

 

SPECIALカード:このカードをボックスに設置する際は、のうち、1色を選択し、以後その色のカードとして扱います。設置後に色を変更することはできません。  

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ノロイの消失ノロイカードをボックスに設置した際、設置したカードと同色のカードが上下左右に接している場合、その接しているノロイカードごと消失します。消失したノロイカードは除外します。

 

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2色カードは単色と比べて消える可能性が高いです。ナナメのカードは消えません。

 

③ゲームの準備と進行

 

まずは全てのノロイカードとSPECIALカードをよく混ぜ合わせて、全員に1枚ずつ配りましょう。各プレイヤーは配られたカードを絵柄が見えるようにして、ボックスの1段目の左下に設置します。つまり、1枚ノロイを獲得した状態で開始します。

 

その後、テーブルの真ん中にカードを3枚(以降、「共通カード」という)設置します。3枚のうち1枚はカードの絵柄が見えないように裏側にして、残り2枚はカードの絵柄が見えるように配置します。

 

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ゲームの進行1 -「ノロイ入手フェーズ」-

 

まずは親をジャンケンなど適当な方法で決め、時計回りで次のプレイヤーを子としましょう。

「COLORSE」では、親と子に分かれて1対1の心理戦を行い、共通カードを計6枚入手することで勝利となります。親と子は、ハンドサインで勝負を行い、その組み合わせによって、入手するカードの枚数が変化します。

 

入手するカードは、共通カードのうち、表のカードでも裏のカードでも構いません。裏のカードはノロイの色が分からないというデメリットがありますが、表のカードを取るとノロイが消失してしまう場合や、色が多い2色カードを取りたくない時などに選択します。

 

ハンドサインと組み合わせは以下の通りです。

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早見表。ゲームに2枚入っています。

ハンドサインの強弱関係は、ドー < ゾーフ < ラウ < ドー です。

ちょうど3すくみのような関係になっています。

 

各組み合わせを説明すると、

 

「ドー」VS「ドー」・・・親と子で1枚ずつカードを獲得します。親が優先です。

「ドー」と「ゾーフ」・・・「ゾーフ」プレイヤーの2枚取りです。

「ドー」「ラウ」・・・「ドー」プレイヤーの1枚取りです。

「ゾーフ」「ゾーフ」・・・両プレイヤーのボックスから最上段右端のカードが1枚消失します。さらに、次の手番で子になるプレイヤーが共通カードを1枚入手します。*1

「ゾーフ」「ラウ」・・・「ラウ」プレイヤーの1枚取りです。

「ラウ」「ラウ」・・・この場合「あいこ」となり、同じ親と子でハンドサインを再度出しなおします。

 

カードを入手した後は、共通カードが3枚(表2枚 裏1枚)になるように、取得した枚数分のカードを山札から補充します。

親と子で勝負をした後は、子が次の親になり、時計回りに勝負していきます。

 

ゲームの進行2 -「カード配置フェーズ」-

 

ノロイ入手フェーズで入手したカードをボックスに配置します。

 

カードを2枚入手した際は1枚ずつボックスに配置し、ノロイの消失が発生する場合は、1枚ごとに処理を行います。(2枚を同時に配置することはありません)

 

カードはボックスの空きスペースのうち、常に一番下の段の左端から順に設置していきます。以下の様な、ノロイの消失が起きてスペースが空いている場合も同様です。

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カード消失後は右側の数字の順番にカードを並べていきます。

 

最初に6枚のカードを集めた(ボックスを全て埋めた)プレイヤーが1ラウンド勝利となり、2ラウンド先取したプレイヤーゲームの勝者となります。

 

〇ラウンド勝利者へのボーナス

 

1ラウンド勝利したプレイヤーは、次のラウンドから、開始時に配られるカードを裏側にして設置することができます。裏側にしたカードはノロイの消失の影響を受けません。この効果は毎ラウンド発生します。

*このボーナスは、両者がゾーフを出した際の消失効果は免れません。消失後再度カードを設置する際には、カードを表にして設置します。

 

ゲームの説明については以上です。

 

④ゲームのヒントと見どころ

 

この「COLORSE ノロイをつかまえろ!」は、ノロイの入手パートは囚人のジレンマ、配置パートでは落ち物パズル要素を取りいれたゲームになっています。

 

囚人のジレンマとは、相手と協力すればお互い得をすることが分かっていても、協力をしない方が片方により利益がある場合は、互いに自分の利益を追求してしまうという、ゲーム理論におけるジレンマを指す言葉です。

 

「COLORSE」においては、ハンドサインでお互いに「ドー」を出し合えば二人とも1枚ずつノロイが獲得出来ますが、裏をかいて「ゾーフ」を出し、ノロイを2枚取りできれば勝利に大きく前進します。 しかし、相手もこちらを出し抜こうとして互いに「ゾーフ」を出してしまった場合、お互いのカードは1枚減、しかも次のプレイヤーがカードを一枚獲得するという、最も痛手をこうむる組み合わせになっています。

 

相手を出し抜いて得をしたい、でもそれは読まれているかもしれない。相手も自分と同じことを考えているかもしれない・・・。互いのボックスに配置されたカードや共通カードの状況は刻々と変わっていくので、「相手は何のカードが欲しいのか?」「何のハンドサインを出してくるのか?」と、常に考える必要があります。「COLORSE」における囚人のジレンマは、こうした1vs1の心理戦の面白さに繋がっています

 

また、落ち物パズル要素については言わずもがなですね。プレイしてみるとわかると思いますが、肝心なところでノロイカードが消失していく、絶妙なバランスのカード構成になっています。運が良ければスムーズに配置できることもありますが、2色カードが多いと結構苦労することも。自分のカードが消えると結構悔しいのですが、他プレイヤーのカードが消えていくさまもしっかり見られるのが醍醐味です。ノロイカードは気まぐれなので、ぜひ、カードの爆発でワイワイしてください。

 

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ここまで色々と紹介してきましたが、「COLORSE ノロイをつかまえろ!」は、心理戦を交えつつも、プレイ時間は15分程度の、比較的カジュアルなゲームです。ルールも難しくありませんので、日頃ボードゲームを遊ばない方でも、少しプレイすればすぐに理解できるかと思います。

 

カジュアルに心理戦がしてみたい!という方、カードが消えるか消えないかのドキドキ感を味わいたい方などには大変おすすめの内容となっておりますので、ゲームマーケット当日は是非雲呑堂(11月14日(土)オ-16)までいらしていただけると嬉しいです。

 

以上、雲呑堂よりルールの説明でした。 

当ブースにお越しの際は、ぜひお声かけ下さい。

*1:この行動は強制なので、次の子プレイヤーは希望に関わらず、1枚入手しなくてはいけません。