雲呑を背にして  

~ボードゲームを徒然に~

サボったら勝ち!? 「ハイエナ勇者はサボリたい」をご紹介

 

こんにちは、雲呑堂です。


このブログを更新できず、はや一ヶ月となってしまいました。
先日はゲームマーケット春が行われましたね。ということは気づけば前回の出展からもう半年、、、、

今後はもう少し更新できるように頑張ります!

 

長期休養明けの今回は、

「ハイエナ勇者はサボリたい」

をご紹介します!!!


今作は雲呑堂が出展したゲムマ2020秋で購入した作品です。
特徴は何と言っても「サボった人が勝つ」。
カジュアルでいて奥深いという、クオリティの高さに驚きましたΣ(・□・;)

 

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<ゲーム概要>

このゲームはハイエナ勇者達が協力して、モンスターを倒すゲームです。
しかし、倒せば終わりというわけではありません。タイトルの通り、上手にサボったプレイヤーがポイントを入手することができるのです。しかし、皆でサボった結果、モンスターを倒せなければ、元も子もありません。周囲の勇者の様子を見ながら、「ここだ!」というタイミングで全力でサボリましょう。

コンポーネント

①ハイエナ勇者

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各プレイヤーは1~5の手札が与えられます。
1はめっちゃ気怠い感じですが、5はやる気全開です。

②モンスターカード

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左上の数字がモンスターカードのつよさです。各プレイヤーが出した勇者カードの合計が左上のつよさを超えていれば討伐成功!
サボった(一番点数の低いハイエナ勇者を出した)プレイヤーが左下の点数が貰えます。半面、討伐に失敗すると、戦犯として点数がマイナスされます。

 

 

ちなみにモンスターカードの説明文が超面白いです!!
スケル豚は私のお気に入り。

 

「捕食されることを避けるため、限界ぎりぎりの体型へと進化を遂げた」

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<遊んでみて>

非常にシンプルなルールで、一度の説明で皆が理解できました。
それでいて、カウンティングを軸とした読み合いを楽しむことがでます。バランス調整も秀逸でした。
モンスターはポップで可愛らしく、ユニークなデザインです。説明文もモンスターの特徴と結びついていて、クスリと笑える文章です。説明文を読んでいるだけで楽しいですね。
正直この出来でこのお値段はコスパ良すぎだと思います。

 

 

 

最期にこの作品に関する話を一つ。

冒頭の通り、このゲームを購入したのは、雲呑堂が「COLORSE ノロイをつかまえろ」を販売したゲムマ2020秋です。「COLORSE」は元々カジュアルに遊べる心理戦を作りたいという思いからスタートしたゲームでした。しかし、様々な試行を経た結果、カジュアルさから多少遠のいてしまいました。
実際、ゲムマ当日に「COLORSE」を見ていただいた方から、難しそうという感想もいただきました。これは大きな反省点です。
しかし、次回作で改善を目指すにあたって問題がありました。
「じゃあ何がカジュアルなのか」ということです。
カジュアルの基準が欲しかったんですね。


そんな中、ゲムマ終了後、この「ハイエナ勇者」を遊んでみて、「カジュアルさとは、こういうことか」と痛感しました。

〇一度の説明で理解できる
〇パッと見で難しそうと思われない

特にこのあたりは自分が至らなかった点だと思います。
無論、このクオリティのゲームを作るのは簡単ではありませんし、作り方のハウツーも分かりません。ただ、今後カジュアルなゲームを作る際は、このゲームぐらいのクオリティを目指したいと思っています。

 

 

最期にちょっとしたこぼれ話を挟んだところで、今回はこの辺にしたいと思います。
それでは~