年の瀬には、落とし落とされ前に進もう!「チャオチャオ」をご紹介!
こんにちは、雲呑堂です。いよいよ年の瀬になりましたね。
年末は、大掃除やらなんやらで忙しくしていました。1年って本当に早いものです。
来年度は、ボードゲームサークルとしてもう少し活動出来たらいいな、と思っていますので、宜しくお願いします。もちろん、このブログも引き続き更新していきます!
さて今回は、年末や年始に集まって遊んだりするには持って来いな、このゲームをご紹介します!
「チャオチャオ」
プレイ人数:2人~4人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:25分~30分
ゲームデザイン:Alex Randolph
発売:メビウスゲームズ
発売年:2018
ゲームの概要
プレイヤーは、ジャングルを探検する探検家となり、吊り橋を渡り切るのが目的です。
たった8マスしかないこの吊り橋は、サイコロで出た目の分だけ進めます。
一見すると簡単そうですが、なかなか上手くはいきません。なぜなら、サイコロには1~4の目と、「✖」印の目が2つ。「✖」が出たら、沼に落とされてしまうからです。
サイコロの目は、サイコロを振ったプレイヤーにしか見えない筒の中に入っています。周りのプレイヤーにばれないよう、「✖」が出てもウソをついて前に進みましょう!
コンポーネント
内容物は非常にシンプルですが、「箱をそのままゲームのマスとして使用する」という、他のボードゲームにはあまりない特徴があります。
立体感が出ますし、「沼に他プレイヤーを落とす(落とされる)」というゲームの雰囲気にもバッチリあっていますね。
コマ(緑・青・ピンク・オレンジ)×7つずつ
箱(ゲームボード)×1
筒×1
サイコロ×1
説明書×1
ゲームの進め方
各プレイヤーは、同じ色のコマ7つを受け取り、うち1つをスタート地点に配置します。
スタートプレイヤーを決めたら、サイコロで出た数字を宣言しながらゴールを目指します。「✖」が出た場合は、「1~4」の数字の中からウソで宣言します。*1
宣言するたびに、時計回りに「ダウトの有無」を確認し、誰もダウトを言わなければ、宣言した分の数字の数だけ進めます。そして、次のプレイヤーに手番を回します。(このとき、サイコロの目をシャッフルしてから渡しても、ウソをついたことを堂々と見せつけて渡してもかまいません。)
<ダウトを言われた場合>
宣言が本当であれば、ダウトを言ったプレイヤーは、自分のコマを沼に落とされてしまいます。当然、宣言したプレイヤーは、その分だけコマを進めます。正直者を疑ったものには罰を。ダウトゲームの鉄則ですね。
逆に宣言がウソで、見破られてしまった場合。ウソをついたプレイヤーは、沼に落とされてしまいます。また、ダウトを言ったプレイヤーは、「ウソつきが宣言した数字の分だけ」進むことができます。ウソつきには罰を。看破したものには褒章を。これもダウトゲームの鉄則です。
コマが沼に落ちてしまったプレイヤーは、またスタート地点に新たなコマを配置してゲームを続けます。こんな形で、手番を時計回りに回しながら、順番にサイコロを振って進めていきます。
ゲームの勝利条件と駆け引きのポイント
<勝利条件>
「3つのコマが先にゴールにたどり着く」もしくは、「誰も動かせるコマが無くなったときに、一番ポイントの高い」プレイヤーが勝利になります。
ポイントというのは、ゴールに描かれているこの数字のことで、「あとにゴールしたプレイヤーの方が得点が高い」という仕様です。
このため、序盤でコマを失いすぎると、後に出せるコマの数が減ってしまい、後々の巻き返しが難しくなります。
一方で、好きにウソをつかせていると早々に他プレイヤーのコマがゴールしてしまうため、ダウトのタイミングは良く見計らいましょう。
<駆け引きのポイント>
勝つことを考えると、「✖」の目が出た場合、何の数字を宣言するか?というのは重要でしょう。前述のとおり、「ダウト」を見破った場合は数字の分だけ進むことができるため、大きい数字を見破るほど、リターンが大きいです。
「✖」が出てしまった場合は、小さい数字を宣言してできるだけダウトされないようにしつつ、時には大胆に4を宣言して一気に進むなど、メリハリが重要になってきます。この辺りは正解がありませんので、表情や宣言までのスピード、また数字を宣言したプレイヤーがどれだけゴールに近いか?など、その場で模索しながらプレイしてみてください。
また、既に手持ちのコマがゴールor沼に落ちてしまい、手元にコマが1つもないプレイヤーがダウトをしたい場合は、既にゴールしたコマをかけてダウトすることができます。この場合、見破った場合の進むメリットがありませんので、単純に相手を妨害するのみになります。リスクは大きいですが、後からゴールされると逆転される、等の場合はぜひやってみてください。場がヒリつく感じが味わえます。
それでは、本日はこのあたりで。
雲呑堂でした。良い年末をお過ごしください。
*1:出た数字が「✖」でなくても、大きい数字を言うウソをつくことはできます。