ボードゲーム紹介 「スカル」 ブラフ系の傑作!
ボードゲームのメカニクスの一つとして、「ブラフ」があります。
有名なもので言えば「コヨーテ」とか「ごきぶりポーカー」でしょうか。
そして、今回紹介する「スカル」もブラフ系の傑作として名高い作品です。
5分で把握できるシンプルなシステムでありながら、濃密な心理戦を楽しむことができます。
ちなみに友人にウケが良いゲームNo.1です。
ボードゲームに通じた人にも日頃ボードゲームをしない人にも薦めたい作品ですね。
「スカル」
作者:Herve Marly
ゲームメカニクス:ブラフ
プレイ人数:3~6人
プレイ時間:15~45分
*「骸骨と薔薇」というゲームの新版になります。
こんな人におすすめ:心理戦が好きな人、みんなで盛り上がりたい
おすすめでない人:嘘をつくのは苦手・・・な人
ちなみに冒険家によって西海岸にもたらされ、その後暴走族達の間で再発見されたゲーム・・・らしいです。
・箱表紙
お洒落です。
・内容物
ディスク(丸いメンコ的なやつ)とマット (正方形のやつ)
これだけです。
・ディスク
ディスクは6種類の色があります。
1種類の色につき、4枚のディスク(表が花:3枚 表が髑髏:1)
②ゲームの準備
各プレイヤーは自分の色を選択し、4枚のディスクとマットを受け取ります。
続いてマットの上に、表が見えないように1枚ディスクを置きます。
これで完了です。
③勝利条件
チャレンジを2回成功させるor自分以外のプレイヤーが全員脱落
④ルール
手番を決めたら、手番に沿って各プレイヤーは
ディスクを1枚置くまたは チャレンジ
を選択し、実行します。
「チャレンジについて」
〇チャレンジの権利
チャレンジを仕掛けるプレイヤーは全員がマットの上に置いたすべてのディスクの中から、表向きにしたいディスクの枚数を宣言します。その後、時計回り順に各プレイヤーは以下を実行します。
1.前のプレイヤーが宣言した枚数よりも多い枚数を宣言して「勝負する」
2.パスを宣言し、勝負から降りる
最も多い枚数を宣言した1人を除き、全員がパスをするまでこれを続けます。最も多い枚数を宣言したプレイヤーがチャレンジャーになります。
チャレンジの際、0枚やプレイヤー全員が置いているディスクの合計枚数より多い枚数宣言することはできません。
〇チャレンジの判定
チャレンジャーは自分の宣言した枚数と同数のディスクを表向きにしなければなりません。
先に自分のディスクを全て表向きにしなければなりません。
その後、好きな順番で他のプレイヤーのディスクをめくります。
ディスクは上から1枚ずつめくります。
めっくたディスクが全て「花」だった場合
→チャレンジ成功です。マットをひっくり返しましょう。
「髑髏」をめくった場合
→チャレンジ失敗です。「髑髏」が出た時点でめくるのをやめましょう。
〇チャレンジに失敗した場合
チャレンジャーは自分のディスクを裏にて、シャッフルします。
チャレンジャーが他プレイヤーの「髑髏」をめっくた場合
→「髑髏」を置いたプレイヤーがチャレンジャーのディスクを1枚抜きます。この時、抜いたディスクの裏を見てはいけません。
チャレンジャーが自分の「髑髏」をめっくた場合
→中身が見えないように自分で1枚抜きます。
次の手番はチャレンジャーからになります。
*注意点
説明書のゲーム例に則れば、チャレンジャーは自分のディスクを全てめくらなければなりません。(上記太字部分)
プレイ動画等見ると、自分のディスクの1番上をめくれば、他プレイヤーのディスクを好きにめくれるとしているものが多く見られます。
「全てめくる」の方が自分のブラフにリスクが生じるため、より読み合いが面白くなる気がします。
⑤戦略
戦略としては、自分のディスクに「髑髏」を仕込んでおいて、自分からチャレンジをするというのが最も簡単かと思います。
あとは、ディスクが3枚以下となったプレイヤーが全ディスクを置いた場合は、「髑髏」の有無を確認するため、チャレンジを仕掛けるということもできます。(リターンとリスクのつり合いがとれいていればですが)
ただ、経験上、誰かが2回上がってゲーム終了というパターンが圧倒的に多いです。なので、ここ一番で失敗を恐れずチャレンジを仕掛ける度胸も結構大事です。
個人的に一番重視しているのは戦況を踏まえて他プレイヤーの心理を読むことです。誰かが1回チャレンジを成功させると、他プレイヤーも積極的にチャレンジを成功を狙います。そこでチャレンジを成功させたがっているプレイヤーを見抜いて、その人にチャレンジをしていくことが重要です。あと、1回チャレンジを成功させたプレイヤーは往々にして、連続でチャレンジの成功は狙わない傾向にあります。(2ストライクから一度ボール球で外す感覚なんでしょうか)それを逆手にとったりもできますね。
とにかくシンプルで盛り上がるゲームですし、持っておくと重宝するゲームです。
おすすめです!(雑な締め)
ではまた