雲呑を背にして  

~ボードゲームを徒然に~

ゲーム感想 FIREWATCHとかいう名作について徒然に

今回はボードゲームではなく、ゲームの感想を書きたいなーと思います。

ボードゲームは勿論ですが、電源を使うゲームも結構好きなのです。

 

では、早速。

 

 

FIREWATCH

 

開発元:Campo Santo

ジャンル:アドベンチャーゲーム(一人称視点)

プレイしたプラットフォーム:PS4

日本語字幕対応済

クリアまでのプレイ時間:約10時間

 

最高にオススメ!

 

www.firewatchgame.com

www.youtube.com

 

*以下、一部ネタバレを含みます。

 

<あらすじ>

主人公(ヘンリー)は妻(ジュリア)が認知症になったことを契機とし、森林火災監視員として山の監視塔から火事が起きていないか監視することに。別の監視塔にいる上司(デリダ)の指示に従い、唯一の通信手段であるトランシーバーを片手に仕事を進めていきます。

そこで起きるちょっとした騒動を体験します。

 

 

一言でいうとプレイする小説のようなゲームです。

 

プレイヤーが主人公に共感しやすい工夫があり、それがラストの会話をより感動的なものにしています。Steamでの評価が「非常に好評」なのも納得できます。

①一人称視点

②通信手段がトランシーバーのみ

③ゲーム本編開始前のノベルパート

 

このあたりが没入感を高める要因でしょうか。

③によって、プレイヤーがヘンリーのバックボーンを体験した状態で本編の一人称視点操作が始まります。プレイヤーとヘンリーが同じ心境で本編が始まるわけです。

更に①×②の組み合わせも重要です。

姿の見えないデリダ以外コミュニケーションが存在しません。プレイヤーには見えないデリダの存在が意識され、デリダのコミュニケーション相手である自分も意識する仕組みです。

その中でプレイヤーの中でデリダ像ができていきます。自分は豪快さと緻密さを合わせた人間だと想像してました。だからこそ、デリダの監視塔を訪れる(順当に行けばトイレから見ることになりますが)際、想像していたデリダ像と違って小奇麗だったのは印象的でした。

 

あと、やはり、舞台が、山が、良いです。

リアル系ではありません。しかし、本当に綺麗です。

至る所に良い景色があります。

ただ歩き回るだけでも楽しいです。

*写真ケチって後悔したなぁ。

 

 

<ラストのデリダとのやり取りについて>

自分は好きでした。あの結末。

10代ではない、40代の彼らが出す結末として、地に足がついた感じが好きです。

まあ、そうですよねーって。

ジュリアいますし。

この体験も一時の思い出だからこその輝きでしょうか。

 

ではまた